たかじんNOマネー
たかじんNOマネーに柴田哲孝が出演するという情報をキャッチした。
ゲスト:柴田哲孝、ベンジャミン・フルフォード 陰謀論マネー
番組ホームページの次回放送内容にも出ていたが、今見ると消えている。
予定変更になったのかもしれないし、どんな内容かも知らない。下山事件について何か言うのだろうか?
これ以上、馬鹿げた陰謀論が拡散しないことを望む。
このページも宜しく。
長島フクからの年賀状
ヤギ、キャベツ、狼
前回に続いて、抽象によるソフトウェア設計−Alloyではじめる形式手法− の練習問題を考える。
A.3.5 「ヤギ、キャベツ、狼」
一人の農夫が、一頭のヤギと、一玉のキャベツと、一匹の狼を川の向こう側に運びたい。しかし彼のボートには一度に一つしか載せるスペースがない。もしヤギをキャベツと一緒にしたまま農夫が離れると、ヤギがキャベツを食べてしまう。もしヤギと狼を一緒にしておくと、ヤギが食べられてしまう。彼はどうすべきか? Alloyで解け。
(ヒント: Alloyの標準ディストリビューションにはモジュールutil/orderingがあり、全順序を定義できる。)
util/orderingの使い方を知らなかったが、他のサンプルプログラムを見てわかった。firstとlastに最初と最後の状態を指定、ある状態から次の状態の変化はnextで指定すればよいらしい。
各状態で可能な農夫の動作は四通りある。(手ぶらで移動、三通りの荷物のどれかと一緒に移動)
nextの状態として、この四通りの状態を選言で並べればよい。
open util/ordering [S] enum 岸 {こちら, あちら} -- 状態 sig S { 人: 岸, 狼: 岸, 山羊: 岸, キャベツ: 岸 } { -- 安全な状態の条件 狼 != 山羊 or 人 = 狼 山羊 != キャベツ or 人 = 山羊 } one sig スタート extends S {} { 人 = こちら 狼 = こちら 山羊 = こちら キャベツ = こちら } one sig ゴール extends S {} { 人 = あちら 狼 = あちら 山羊 = あちら キャベツ = あちら } -- 境界条件 fact { first = スタート last = ゴール } -- 移動 fact move { all a: S, b: a.next { (b.人 != a.人) and ( (b.狼 = a.狼 && b.山羊 = a.山羊 && b.キャベツ = a.キャベツ) || (b.狼 != a.狼 && b.山羊 = a.山羊 && b.キャベツ = a.キャベツ) || (b.狼 = a.狼 && b.山羊 != a.山羊 && b.キャベツ = a.キャベツ) || (b.狼 = a.狼 && b.山羊 = a.山羊 && b.キャベツ != a.キャベツ) ) } } pred show {} run show for 8
パズル自体の答えは、川渡り問題に載っている。
驚くような三段論法
「抽象によるソフトウェア設計」を読んだ。
内容が難しい上にAlloyの記述形式に馴染めないので、読むのに時間が掛かった。
説明のための例としてアドレス帳を取り上げているのだが、アドレス帳の仕様記述には何の興味も湧かないので退屈だった。説明する側からすれば、ものすごく合理的で適切な例なんだろうと思うが。
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付録に載っている練習問題を考えてみる。
A.3.1「驚くような三段論法」
Doris Dayの歌
Everybody loves my baby
but my baby don't love nobody but me.
これは「私は私の彼だ」を含意していることになる。検査せよ。
sig 人 { 愛する: set 人 } sig 彼 in 人 {} one sig 私 in 人 {} pred 歌の主張 { all x: 人 | 彼 in x.愛する -- Everybody loves my baby all b: 彼 | no (b.愛する & (人 - 私)) -- but my baby don’t love nobody but me. } fact { #彼 > 0 } check { 歌の主張 => 私 in 彼 }
Solver=sat4j Bitwidth=0 MaxSeq=0 SkolemDepth=1 Symmetry=20
162 vars. 18 primary vars. 243 clauses. 114ms.
No counterexample found. Assertion may be valid. 11ms.
となって反例は見つからない。
fact {...}を消して、彼が存在しない場合も許すと、歌の主張に意味がなくなるので反例が生じる。
東京鉄道局長暴行事件
下山事件で検索していると、次のページが見つかった。
終戦直後、朝鮮人が日本人にしたこと。(具体例)
この中に、昭和21年に下山定則が東京鉄道局長のとき、三国人から暴行を受けた話が出ている。
しかし事実誤認と思われる点が二つある。
一つは、睾丸破裂など半死半生にはなってはおらず、怪我はしたけれど急所を蹴られたように装って難を逃れることができたということ。
もう一つは、仮に重傷を負ったとしても、三年後の下山事件の司法解剖の結果には影響を与えることはない筈。
(このことは、東鉄局長時代の暴行事件に書いてある)
「下山総裁の追憶」(1951年、下山定則氏記念事業会)から、この事件の最初の部分だけ引用しておく。
終戦後一年位たつた時で東鉄が本省の五階で事務を執つていた頃、日本から引き揚げていく台湾の人達が乗車する客車に給水が出来ていないということで、東京駅でいろいろと揉み合つた末、責任者は誰か、東鉄局長だろうということになり十数名の代表者が怒鳴り込んできた。
死の方程式
昼に散歩から帰ってテレビをつけると、香川照之が刑事コロンボの犯人役の吹き替えをやっている様子が映っていた。香川照之は小学生の頃から刑事コロンボを文庫で読んでいたほどの大ファンなのだそうだ。
それを聞いて俺と同じだと思った。
俺も小学生の頃からコロンボの熱狂的ファンで、テレビだけでなくノベルズ版もよく読んでいた。
(今は文庫で出ているが、当時なら文庫ではなく二見書房の四六判?のことだろう)
小学六年のときだったと思うが、同級生の女の子から刑事コロンボを読みたいので貸して欲しいと言われた。俺はどれにしようかと考えて、ラストが秀逸で一番好きだった「死の方程式」を選んで渡した。
その作品には2ページ程度だけsex描写が含まれていたのだが、俺は小学生らしい純真さで、そんなことは問題にせず、あくまで作品の内容で選んだのだ。
しかしそうはいっても、女の子が本を返すときに苦笑いを浮かべていたことは理解した。
長島フクからの年賀状 (6)
年賀状についての疑問点の続きです。
先月、国会図書館で昭和34年の末広旅館に関する新聞記事を縮刷版で確認してきました。
その記事によれば、末広旅館は昭和31年に廃業しているようです。記事の中の該当する文を引用します。
旅館も事件以来パッタリと客足も絶え、三年前に建物半分を医者に売り不動産屋に転業した。
この説明を普通に読めば、昭和31年に旅館を廃業していることになります。
ただし厳密に考えれば建物半分を売ったのが三年前で、その後も旅館は継続して昭和34年の早い時期に廃業したという可能性も、この文章だけの解釈ならばあり得ます。
しかし、新聞記事に載っている木造二階建ての不動産屋の写真を見ると、その敷地のサイズでは旅館の営業は実際には無理です。(家族が住む場所も必要ですから)
従って昭和31年に廃業していることは確実と思います。
前回のエントリで「最後の証言」から引用した、年賀状の説明部分をもう一度見てください。どこにも旅館が廃業したと思わせるような記述はありません。
「毎年同じような図柄の年賀状で、旅館の名前と住所が印刷してあり」という部分を読めば、十一年間ずっと同じように旅館の名前と住所が印刷されて送られてきたとしか思えないのです。
昭和24年から34年まで年賀状が送られていたという、あまり覚えやすいとは思えないことまで完璧に覚えているのに、途中から送り主の末広旅館という記述が消滅(あるいは別の事業体名に変更)したことは全く覚えていないのでしょうか?
柴田哲孝の母親は送り主の名前が女性だったことが気になって、その年賀状のことを柴田宏に聞いたことがあるというのですから、送り主の部分に旅館の名前があるのとないのでは、年賀状の印象が全く変わると思います。
このように、年賀状の話に私は真実味を全然感じないのですが、ここまで読まれた方はどのように思われたでしょうか?
長島フクに関するエントリは、これで終わりです。
今後は、佐藤一が問題として挙げた点を中心にして、「最後の証言」の問題点のリストのような物を作ることを考えています。まだ始めていないので、どうなるかわかりませんが。
田宮克哉さん
昨日、詰将棋パラダイスの10月号が突然届いていたので何かと思ったら、坂東詰め将棋の採用通知が入っていた。六月に応募していたけど忘れてた。いい機会なので、坂東市まで見に行こうと思っている。というか、見に行く理由を作るために作品を送ったのだった。
今日は、LPSAの日めくり詰め将棋カレンダー2012の採用通知が来た。
http://joshi-shogi.com/event/tumeshogi_calendar/2012calender_list.html
数日前、将棋雑記で田宮克哉さんの訃報を知りました。
ものすごく古い話になりますが、私もヤン詰出身で、作品の投稿を通して田宮克哉さんには大変お世話になりました。
当時のヤン詰は入選するような好作だと返送されるという、詰パラの中で非常に特異なコーナーでした。今考えると、冗談としか思えないようなガラクタ作品を送っていたあの頃が一番楽しかった気がします。
ご冥福をお祈りいたします。