『偽りの冤罪』出版記念講演会

4/20、白鳥事件『偽りの冤罪』出版記念講演会に行ってきた。
昨年の「白鳥事件60年目の真実」と同じ明治大学リバティータワーで、講演者は宮崎学、渡部富哉、篠田正浩、伊藤淳。

映画監督の篠田正浩は、ゾルゲ事件に詳しいという理由で呼ばれたのだろうか、講演時間が一時間もあったのに15分オーバーして、しかも詰まらない話をしていた。
伊藤淳氏は、北京に伊藤律を迎えに行ったときの様子と、松本清張「日本の黒い霧」について文芸春秋と交渉した結果の報告。(文芸春秋が注釈を付けた改訂版を出すことで決着)

宮崎学の話が一番面白くて良かった。講演時間が30分しかなくて明らかに時間が足りないにも関わらず、終了時間が来ると自分で話を終わらせた。
どうでもいいことだが私は90年代後半の時期に、宮崎学のホームページをよく見ていた。グリコ・森永事件の犯人「キツネ目の男」として疑われたことをパロディにして、グリコのマークで飾ったり、「けいさつのあほどもえ」と書かれていたのが面白かった。そのホームページの中に、「正義を叫ぶ者こそ疑え」という言葉がキャッチコピーのように書いてあった。その後、世の中で何か起きると、この言葉を思い出すようになってしまった。