下山事件

「最後の証言」の変更点 (3)

第一章から参考文献まで全部終了したので、以下に置いておく。 http://www.geocities.jp/kosako3/shimoyama/saigonosyogen_diff.sjis.txt伊藤律については、「日本の黒い霧」に注釈を付けなければならなくなったことからも明らかなように、スパイ説は完全に…

「最後の証言」の変更点 (2)

前回は三章までアップしたが、今回は四章まで終わったので、以下に置いておく。 http://www.geocities.jp/kosako3/shimoyama/saigonosyogen_diff_20121103.sjis.txt 追加、変更は沢山あるが、事実関係として意味がある所は、「Iという関西料理屋」が「出井と…

「最後の証言」の変更点

文庫本と単行本でどこが変わっているのか正確に把握するために、読み比べながら違う箇所をメモしていく作業を続けている。 五月の連休中から始めて、昨日三章まで完了した。気が向いたときに数ページ進めるという感じなので、今年中に終わりそうもない。それ…

ノンフィクションの理由

「下山事件 最後の証言」がノンフィクションとして出ることになった状況について。 柴田哲孝がテレビディレクターの森達也と出会うきっかけを作ったのは映画監督の井筒和幸。その経緯を「最後の証言」で以下の様に書いている。 ある日、私はそれとなく井筒に…

勝利宣言/長島フクからの年賀状(8)

去年の九月は、図書館などに何度か足を運んで色々調べていました。 証拠にはならないので省略していたこともあるので、ここに書いておきます。 末広旅館の名前が印刷してある年賀状が、昭和34年の正月に送られてくることが本当にあり得るかどうか、以前のエ…

勝利宣言/長島フクからの年賀状(7)

11月に勝利宣言予告をした頃から興味を失って、最近は帝銀事件関係の本ばかり読んでいました。 しかし勝利宣言するということで、もう一度「下山事件 最後の証言」を飛ばし読みしてみました。そこで気になったのは、柴田哲孝の母が松本清張「下山国鉄総裁謀…

勝利宣言予告

柴田哲孝が「あんまり言うとテレビ局が危なくなる」などと言っていたそうだ。ところで私は一ヶ月前の10/08に、柴田哲孝のブログに以下の様にコメントして、「長島フクからの年賀状」のエントリを紹介している。 お久しぶりです。 「下山事件 最後の証言」の…

たかじんNOマネー

たかじんNOマネーに柴田哲孝が出演するという情報をキャッチした。 ゲスト:柴田哲孝、ベンジャミン・フルフォード 陰謀論マネー 番組ホームページの次回放送内容にも出ていたが、今見ると消えている。 予定変更になったのかもしれないし、どんな内容かも知…

東京鉄道局長暴行事件

下山事件で検索していると、次のページが見つかった。 終戦直後、朝鮮人が日本人にしたこと。(具体例) この中に、昭和21年に下山定則が東京鉄道局長のとき、三国人から暴行を受けた話が出ている。 しかし事実誤認と思われる点が二つある。 一つは、睾丸破裂…

長島フクからの年賀状 (6)

年賀状についての疑問点の続きです。先月、国会図書館で昭和34年の末広旅館に関する新聞記事を縮刷版で確認してきました。 その記事によれば、末広旅館は昭和31年に廃業しているようです。記事の中の該当する文を引用します。 旅館も事件以来パッタリと客足…

長島フクからの年賀状 (5)

年賀状について。 「下山事件 最後の証言」の著者である柴田哲孝の母(=柴田宏の娘)の記憶によって、長島フクから柴田宏に年賀状が送られていたことが判明します。実際に年賀状が残っているわけではなく、母親がそれを見たことを証言しているという話です。 …

長島フクからの年賀状 (4)

A説が無理とわかったので、残っているB,C説について考えていきます。 最初にB説 長島フクは事件前は何も知らず、事件後になってから証言の協力をさせられた について。 この場合、証言の協力を要請したのは犯人側だけとは限らず、警察である可能性があります…

長島フクからの年賀状 (3)

長島フクの立場について、A説の 事件前から犯人側に証言で協力することになっていた が成立しない理由を説明します。 事件前から協力することになっていたということは、予め末広旅館に決めていたということです。しかし五反野駅員に旅館を聞いているので、…

長島フクからの年賀状 (2)

下山事件に詳しくない人のために簡単に概要を説明します。 下山国鉄総裁は1949年7月6日午前0時19分30秒に常磐線上で貨物列車に轢断されますが、その前の7月5日の午後二時頃から午後五時半まで一人で休憩した場所が末広旅館。そのときに応対して少し会話を交…

長島フクからの年賀状 (1)

2011/10/09 追記 以下の場所に、全てのエントリ(1-6)をまとめたものを置きました。 http://www.geocities.jp/kosako3/shimoyama/nagashima_nengajo.html 内容は同じです。 これから、柴田哲孝「下山事件 最後の証言」の問題点について、「長島フク」に関する…

「最後の証言」に関する疑問点

「下山事件 最後の証言」に関して疑問があったので、著者である柴田哲孝先生のブログのコメント欄に質問を三回書き込んだ。 最初の二回には反応がなかったが、三回目の書き込みの後で以下の注意を受けた。 最近、当ブログにコメントの形で著書に関する質問を…