「最後の証言」に関する疑問点

下山事件 最後の証言」に関して疑問があったので、著者である柴田哲孝先生のブログのコメント欄に質問を三回書き込んだ。
最初の二回には反応がなかったが、三回目の書き込みの後で以下の注意を受けた。

最近、当ブログにコメントの形で著書に関する質問を投稿される方がいらっしゃいます。しかし当ブログは作家柴田哲孝の公式ブログであり、個人的な質問等の応答の場ではありません。まして本名、連絡先等を確認できない方には質問にお答えしようがありません。
もし著書に関する質問がある方は版元の出版社宛に、住所、氏名、電話番号、メールアドレス等を明記の上、封書にてお願いいたします。時間の制約はありますが、そのような質問に関しては許される範囲で真摯に回答させていただいております。

ということなので、著書に関する質問を柴田哲孝先生のブログに書き込むことは今後二度としない。
若し同じ名前で質問の書き込みが今後あったとしても、それは私ではなくて他人のイタズラ。


見る人の手間を省くために、書き込んだ質問をここに載せておく。

2011/06/25 5:25 PM
下山事件最後の証言 完全版」の104pageに書かれている、
解剖から一ヶ月後、東大法医の古畑教授は下山総裁の内臓が極度の貧血状態であったことから、死因を次のように推定、発表した。「失血死」
というのは、どの資料によるものなのでしょうか?
教えていただけますか?

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2011/07/09 12:48 AM
下山事件最後の証言 完全版」の188pageに書かれている、色素を
「付着していた割合を参考に調合してみたのである。」
というのは、どの資料から付着していた割合を得たのでしょうか?
教えていただけますか?

  • -

2011/08/13 12:07 AM
下山事件最後の証言 完全版」の189pageに書かれている、
「だが機関車には、これほど大量の油は使用されていない。」
というのは、実際にどのように確認されたのでしょうか?
下山事件全研究」によれば、下関機関区で蒸気機関車の車底から相当量の油を採取しています。これは作り話なのでしょうか。
教えていただけますか?

これらの質問は、佐藤一の「下山事件 謀略論の歴史」に書いてあった疑問点で、自分でも疑問だと思った中からいくつか選んだだけのもの。(この本は内容が整理されていないので読みにくいが、最近の謀略論の真偽に関心がある人なら読むべき)

「下山事件」謀略論の歴史―「原光景」的イメージから「動物化」した謀略論へ

「下山事件」謀略論の歴史―「原光景」的イメージから「動物化」した謀略論へ


出版社に質問を送ることは今の所は考えていない。それで得られる結果に期待が持てない。
それよりも柴田哲孝先生が自殺論者を納得させる内容の本を出せば良いと思う。
下山事件全研究」と「下山事件 謀略論の歴史」の二冊を読めば、余程頭の悪い人を除いて誰もが、そのことが必要だと考えるのではないだろうか?

  1. 佐藤一「下山事件 謀略論の歴史」に書かれている批判に答える
  2. 佐藤一「下山事件全研究」の自殺説よりも謀略論が正しいと判断できる根拠
  3. 錫谷徹「死の法医学」を参考にしない理由

が求められる内容。