どうぶつしょうぎ 相腰掛象研究

どうぶつしょうぎ - Wikipedia
iPhoneアプリで「どうぶつしょうぎ」が出ていたので買ってみた。(115円)
しかしコンピュータ側が弱過ぎて面白くない。仕方が無いので一人で両側を指していると、いつのまにか定跡研究になってしまった。
主に研究したのは次の局面。初手にひよこを取ると多分この局面になる。(相腰掛象から後手が四手目にキリンを前に移動)

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研究の結果、この局面からは殆ど後手が有利になるという感触を得た。唯一後手を有利にする手段を見つけられなかったのは、ここで先手がA4にひよこを打つ場合だけだった。そこからの変化を調べているうちに割と面白い局面が見つかった。

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この局面は、28手目に後手がB2にいた象をC3に移動して相手のひよこに取らせようとする鬼手を放った場面である。先手が象を取ってしまうと、ライオンがひよこを取って次にトライする手が防げない。しかしこれで後手が勝ちではなく、先手に上手い応手がある。
わかりますか?

正解は、キリンをC1に捨てる、あるいはライオンをA3に出て象をB1に後退させる手を効かせてからキリンをC1に捨てる。これで先手有利。

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実際には人間が研究する必要はない。どうぶつしょうぎは、既にコンピュータで完全に解析されている。
「どうぶつしょうぎ」の完全解析
それによると後手の勝ちが結論のようである。