タイトル戦に今泉流3二飛戦法

先週からネット中継が多過ぎ。
(http://chama258.seesaa.net/article/103522151.html)
昨日も王座戦予選の女流棋士対男性棋士の中継を見ていた。結果は女流の四戦全敗。


羽生が王位戦で「二手目3二飛戦法」を指した。タイトル戦では初めて。
二手目3二飛戦法の狙いについては、渡辺明のブログに解説がある。

王位戦ではなく名人戦で3二飛戦法を指すのではないかと期待していたが、森内によって阻止された。森内が先手番の三局全部、初手を2六歩としたために不可能になった。解説では、森内が相懸りを志向したためと言われていたが、三局連続は不自然だろう。といっても、森内がこの戦法を有力と思っているわけではない。有力と思っていれば自分が後手番のときに採用した筈。

棋聖戦では3二飛戦法を指せるチャンスが三度もあったが、羽生は指さなかった。それを見て、タイトル戦に使えるような戦法ではないと判断しているのかと思ったので、王位戦で指したのは意外だった。
その理由が対戦相手の違いにあるとすれば、佐藤よりも深浦のほうが相振り飛車にする可能性が低いと、羽生が判断したということではないか。