名人戦第六局解説会

今期の名人戦はもう終わったような錯覚をしてしまう。実際には第七局が残っているのに。
一週間前の第六局。解説会が始まった時点で、既に森内のほうが良いという局面だった。73手目の5三歩成の局面で、実戦は3三金寄だったが、若し2八馬と飛車を取ったらどうなるかという変化を大内九段が詳しく解説していた。2八馬、4三と、同金、4一馬、6四馬、3二銀、3三金、4三金、2八飛、2五歩で先手勝ち。結局、解説会の終了時点では終局しなかったが、森内が間違いなく勝つだろうと思って帰ってきた。信じられない逆転。
ここまで郷田が後手のときは矢倉で、先手のときは矢倉以外。六局全部そうなっているので、郷田が意図的にしているとしか考えられない。