第二回 逃げ水
- 作者: 子母沢寛
- 出版社/メーカー: 嶋中書店
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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高橋泥舟の生涯。
のつもりで読み出したが、途中から清河八郎、後半からは新撰組が主役になってしまっている。何とも散漫な印象で、読み進めるのが辛くかなり時間が掛かってしまった。元々新聞連載という事情もあったのだろうが、今なら通用しないだろう。
幕臣の生き方というものは良く伝わってくるだけに残念。
ふと、藤沢周平が高橋泥舟を主人公にすれば、面白い作品が書けたのではないかと思った。
子母沢寛の作品なら、「父子鷹」を薦める。
(評価: 60点)