自習

ルース・ベネディクト「菊と刀」第四回

読了。 結局、日本人は"世間"を行動基準としているということが一番大きな点だと思う。そのことは当たり前すぎて、逆に、世間を行動基準としていない社会は、一体どうやって社会組織、治安を維持できるのか不思議になるほど意識に染み付いている。 国内だけ…

ルース・ベネディクト「菊と刀」第三回

第十一章まで読んだ。 著者は日本人のもつ観念をいくつかに分けて解説している(恩、恥、忠、義理、人情など)が、この中で戦後日本人から一番消失したものは"義理"だと思う。最早、"義理チョコ"なみに希薄な印象しかない。

ルース・ベネディクト「菊と刀」第二回

第七章まで読んだ。 第四章の中から引用 成金は人をペテンにひっかけたり、食い物にしたりして、富を得たのだと信じられている。そして成金に向けられる非難は、アメリカ人の「成功したホームボーイ」[下男、家僕]に対する態度とは、雲泥の差である。 日本は…

ルース・ベネディクト「菊と刀」

必読書ということなので、昨日から読み始める。 第三章の中に以下の記述があったので、あれ?と思った。 そこで日本全国の人口は徳川二百五十年を通じてほとんど同じ数字に停滞していた。 「菊と刀」が書かれたのは六十年前なので資料が古いせいなのかと思っ…