解説会

金曜日は、会社の帰りに王座戦第一局の解説会に行ってきた。
場所は大手町の日本経済新聞社 SPACE NIO。17:45頃に到着したが、既に人が沢山来ていて、かなり後ろの席になってしまった。終了は22:15ぐらいだったと思う。将棋の内容も面白くて、良い解説会だった。


この解説会を見て、毎日ホールの名人戦解説会が面白くない理由がわかった。
毎日新聞社名人戦の解説会を、竹橋の毎日ホールでやっているのだが、これが僕には全く面白くない。面白くないというより、始まる前から注意力が散漫になってしまう。だから今年の名人戦では一度も行かなかった。しかし、内容は他の解説会と全く同じことをやっているので、中身の問題ではない。
問題は場所の違いだった。毎日ホールは壁で完全に閉じられた空間で、地下なので窓もない。SPACE NIOの場合は、通路に面している側が、前はガラス張りで後ろは何も無くオープンになっている。将棋というのは単なるゲームで、他人の将棋を見るだけに集まっているのは野次馬でしかない。それを整然とした大会議場のような場所でやられると、馬鹿らしくなって逆に白けてしまう。

毎日ホールで名人戦の解説会をするようになったのは3、4年くらい前からで、それまでは新宿の三井55広場でやっていた。ここでやっていた解説会が、雰囲気が良くて一番楽しかった気がする。ステージを除く三方を、通行人が無関心に通り過ぎてく。そのくらい雑然とした場所の方が良い。雨で中止になることが多くて毎日ホールに移動したので、仕方が無いことだが残念だ。