第五十三回 逝きし世の面影

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

江戸時代末期から明治初期の日本人と日本社会についての考察。
特に印象に残ったのは、日本人が陽気で、何かあると直ぐに笑っていたということと、武士階級の宗教に関する無関心。しかしこれには注釈が必要だろう。明るさの中には人生に対する諦念が含まれていた筈。