Classbox/R実装方法

zt日記を読んで、RubyでのClassboxの実装方法の断片について知る。

まつもとさんの案はクラスの方を内部的に特異クラスのように"namespace$String"というような感じのStringを継承したクラスにして、そのネームスペースを使っているスコープではStringの代わりに"namespace$String"をみるというような感じの案に思えた。

ここで"継承"と言っているのは、クラス階層上の継承をそのまま使うという意味ではなく、それとは別に、namespace(あるいはClassbox)階層上の継承を表現するClassオブジェクトを作るという意味だろう。(そうでなければ変だ)
つまり、今まではクラス継承だけの一次元だったものが、それとは直交するnamespace階層をもつ二次元的な存在に変わる筈だと思っている。
あと、クラスオブジェクトへの参照をポインタで持っている場合(例えばインスタンスの属するクラス)は、どう解決するつもりなのだろう。
以前、Classboxに関するエントリに書いたように、インスタンスの場合、それが生成された時点でのnamespaceをインスタンスごとに保持しておいて、そのインスタンスに対するメソッド実行は、そのnamespaceで実行するという仕様であれば、インスタンスの属するクラスをポインタのままで持っていることは、むしろ意味があるけれど。