第一回 五郎治殿御始末

五郎治殿御始末 (中公文庫)

五郎治殿御始末 (中公文庫)

どちらかと言えば避けている作家だが、最近、時代小説の短編集を読んでいないので買ってみた。
地味なストーリーのものが多くて、意外に良かった。この作者特有の作り物臭さが残ってはいるが。
このごろの時代小説は連作ものが多くて、短編が少ないような気がする。高水準の短編を書ける人が本物だと思う。
(評価: 75点)