東京裁判の謎を解く

裁判中心ではなく、関係した人物中心に描かれていたので読み易かった。

判事の意見はほとんど考慮されず、まず七人刑死という大枠がニュールンベルグ裁判との比較感から決まり、次に蒋介石の指名による大アジア主義者四名刑死が決まり、その次にキーナン・シナリオからパールハーバー内閣のときの陸軍省政務ライン、大臣・次官・局長の三名が血祭りにあげられたのだ。